スピリチュアル&精神世界の本

[1] エンデの遺言──スピリチャルからみたお金とは?/河邑厚徳+グループ現代(...

 先日、1年ぶりに『エンデの遺言』(講談社α文庫)という本を読み返してみました。いま書店ではスピリチュアル関係の本で「お金」をテーマにしたものが多く並んでおり、この機会にもう一度読んでみることにしました。私にとっても「スピリチュアル」と「お金」の関係は、大きな関心事でもあります。 また、この本を編集...

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[2] 「原因」と「結果」の法則/ジェームズ・アレン(サンマーク出版)

 今回は本の内容というよりも、著者の享年にまつわるちょっとした疑問について述べてみたいと思います。「引き寄せの法則」の先駆者といわれるジェームズ・アレン(著者)は48歳という若さで亡くなっておりますが、いくら調べてもその死因がわかりません。彼の妻であるリリーに聞けばわかるのですが、100年も前のこと...

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[3] 富を「引き寄せる」科学的法則」/ウォレス・ワトルズ(角川文庫)

 まずこの本を読み終わった印象ですが、「自己啓発論」としてみれば、非常に優れたハウツー書だと思います。読む前は「科学的法則」というタイトルに惑わされましたが、読んでみると、やさしい言葉で書かれていてテンポもよく、彼の成功哲学にグイグイ引き込まれていきます。 ハウツー書というのは、ただその方法・手順を...

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[4] 流れとかたち──万物のデザインを決める新たな物理法則/エイドリアン・ベジ...

 久しぶりに手ごたえのある本に出会いました。 5年位前に友人から「コンストラクタル法則」の名前だけは聞いておりましたが、どんな内容なのか理解しておりませんでした。最近、ライターのJ・ペダー・ゼインと組んで一般読者向けに書かれた本が出版され、その翻訳本が出たというので、さっそく読んでみることにしました...

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[5] 唯識十章──人はなぜ悩み苦しむのか/多川 俊映─(春秋社)

 私は過去に読んだ本を10年後、20年後に再読することがよくあります。 これは私のクセなのですが、初めて読む本には、印象に残ったり重要だと思った箇所に必ず赤線を引いておりました。 ところが、同じ本を10年後に読むと、重要だと思う箇所が昔引いた赤線の所ではないことが多いのです。同じ本なのに、今の自分は...

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[6] 2045年問題──コンピューターが人類を超える日/松田卓也(廣済堂新書)

 この本のテーマは、おそらく私が生きているうちには実現しないでしょうから、いま一つ実感がありません。もちろん、どんな世界になっているのか、その行く末を見てみたい気はします。ただ、私の子供や孫はにとっては、決してSFの世界ではなく極めてリアリティのある話だと思います。 簡単に言うと「2045年にコンピ...

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[7] トランスパーソナルとは何か──理性を超えた来たるべき人類の在り方/吉福伸...

 今回紹介する本の著者である吉福伸逸氏とは、70年代後半に私がC+Fコミュニケーションズ(東京・新高円寺)に参加していた時に、ほぼ毎日顔を合わしておりました。じつは、吉福氏は去年の4月に他界いたしましたが、彼の生き方・考え方に共感した多くの人々がそれぞれの場所でトランスパーソナルの潮流を受け継いで活...

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[8] 一流人たちの感性が教えてくれた「ゾーン」の法則/志岐 幸子(祥伝社)

 最近、日本でも一流のスポーツ選手やミュージシャンの口から「ゾーンに入る」という言葉をよく耳にします。 ZONE(ゾーン)は、直訳すると「地帯」「地域」など或る境界の中の特定領域という意味ですが、この場合は日常的な意識とは異なった「非日常的な意識」の領域を差しています。 古来から滝行や呼吸法など宗教...

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[9] ザ・マスター・キー── ビル・ゲイツに影響を与えた成功哲学書/チャール...

 本書は大ベストセラー『ザ・シークレット』のロンダ・バーンに多大な影響を与えたと言われる本で、ウォレス・ワトルズの『富を「引き寄せる」科学的法則』と並んで、「引き寄せの法則」の古典的名著の一つです。 この本については、今まで多くの方々が書評で取り上げているので、ここでは特に「潜在意識」と「恐怖」につ...

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[10] 禅と食──「生きる」を整える/枡野 俊明 (小学館)

 あなたは、いわゆる「悟り」について、どんなイメージを持っていますか? 厳しい修行や瞑想、あるいは臨死体験などによって、内面的に「悟り」を体験して、それまでの煩悩や欲求がなくなったという人の話はよく耳にします。 一般的に、そういう人は、どんなことに遭遇しても、決して煩悩に惑わされないだろうと思われて...

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[11] プロセス指向心理学──現代心理学の統合理論/アーノルド・ミンデル (春...

 プロセス指向心理学は、ユング心理学者アーノルド・ミンデルが中心となって創始された心理療法で、「プロセス・ワーク」とも呼ばれています。 従来の心理療法の枠組みを超えた治療であり、米国では、トランスパーソナル的(超個的)な視点を持った多くのセラピストに支持されています。 この本を読み終えた感想をひと言...

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[12] プルーフ・オブ・ヘブン──脳神経外科医が見た死後の世界/エベン・アレキ...

 人間は死んだらどうなるのか? あの世は本当に存在するのか? この本は、これらの疑問に真摯に答えるために、自らの臨死体験を克明につづった現役医師による手記です。また、これまで死後の世界を否定してきた科学者が見た「天国」の世界について書かれた貴重な記録でもあります。 今までにも、臨死体験の本は世界中で...

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[13] 異次元は存在する──5次元世界の謎を解く/リサ・ランドール (NHK出...

 先日、放映されたNHKスペシャル番組『神の数式』を見て、異次元世界が最新の物理学の主要テーマになっていることが語られていました。 その中で、ポルチンスキー(カリフォルニア大学物理学教授)が、「いまでは、多くの物理学者が、宇宙には私たちの住む3次元世界の他に、異次元世界があると信じている」と発言して...

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[14] ザ・シークレット──「偉大なる秘密」の発見への旅/ロンダ・バーン (角...

 この本は、全世界で1,000万部の超ミリオン・セラーになった自己啓発書で、「引き寄せの法則」の代表的な古典の一つです。 科学者、実業家、教育家など24人の「人生の師」が、自らの体験に基づいたメッセージを紹介しています。それぞれ言葉は違っていても、同じ内容のメッセージで次から次へと語りかけてきます。...

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[15] 宇宙瞑想──スーパー・メディテーターとの対話/横尾忠則対談集(平河出版...

 先日、本棚を整理していたら、懐かしい本が出てきました。30年前に刊行された本で、グラフィック・デザイナーの横尾忠則対談集です。 この本は、雑誌『ザ・メディテーション』(1977〜1979)に連載されていたものです。横尾氏に 「いま日本で一番会いたい人は誰ですか」 と尋ねたところ、以下の10人の方々...

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[16] アップデートする仏教──心と体に即効性があるのが仏教だ!/山下良道、藤...

 この本は、著者の二人が30年間にわたって日本、アメリカ、東南アジアなどで仏教修行を重ね、その結果たどり着いた「バージョン3.0の仏教」について書かれたものです。 タイトルに「アップデートする」となっていますが、それは従来の仏教(ソフトウェア)の不具合を解消するためにバージョン・アップしたという意味...

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[17] ザ・ゲート──あなたの中にすべてを癒す力がある/エリック・パール(角川...

 この本の最大の特徴は、「このヒーリングはテクニックでは学べない」ということを著者が明言していることです。「私はヒーリングという言葉が好きではありません。ある状態を改善させなければいけないという印象を受けるからです。ヒーリングは、天から与えられる贈り物(ギフト)のほんの一部です。私の仕事は、ただ耳を...

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[18] 100万回生きたねこ──あなたの心を映しだす不思議な絵本/佐野洋子(講...

 この絵本は、よく知られているので、すでに読まれた方も多いと思います。先日、本棚の奥に埋もれていたのを見つけ、30年ぶりに読み返してみました。 優れた作品は、鏡のような存在だと思います。読む人の心が作品に投影され、それぞれの読者によってインパクトの受け方がまったく異なってきます。この本も、そうした作...

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[19] 神様のホテル──「奇跡の病院」で過ごした20年間/ビクトリア・スウィー...

 神様のホテル? 最初に書店で見た時は「神様が泊まっているホテル」という意味かと勘違いしてしまいました (^0^) タイトルに惹かれて「まえがき」を読んでみたら、サンフランシスコにある病院で20年間働いていた医師が書いたドキュメンタリーの本でした。患者や医師、看護師たちが、ホテル(病院)で繰り広げる...

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[20] 風邪の効用──大病になる人は風邪を引かない/野口晴哉(ちくま文庫)

 よく知られているように、著者の野口晴哉氏は、日本における整体の草分け的存在です。17歳で自然健康保持会を設立し、その後、多くの整体指導者を育てあげ、「野口整体」の普及に一生を捧げた人です。本書は整体を学びたい人のために出版された本ですが、一般の方が読んでも得るところが大きいと思います。 意外に思わ...

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[21] わら一本の革命──「エデンの園」の復活を夢見る自然農法/福岡正信(春秋...

 やはり、自ら実践した人の言葉には重みがあります。 この本は、科学的な農法を根底から覆して、試行錯誤を積み重ねながら辿り着いた「自然農法」の実践者がつづった自伝的手記です。現在、有機農法に携わっている方なら、一度は読んだことがあると思います。 横浜税関の植物検査課に勤め、植物病理の研究者だった青年が...

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[22] ネイティブ・マインド──アメリカン・インディアンの目で世界を見る/北山...

 じつは著者の北山耕平氏には、35年位前に雑誌『The Meditation』の座談会で初めてお会いしております。その後、私が参加していたC+Fコミュニケーションズ(東京)の吉福伸逸氏の友人だということを知り、以前からご縁のある方だと思っておりました。今回、文庫版が刊行されたのを機に本書を紹介させて...

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[23]生きる。死ぬ。──ガンは心の病気/土橋重隆、玄侑宗久(ディスカバー21)

 いま私が一番関心を持っているのは、「ガン」という病気です。特に、奇跡的に生還した末期ガンの患者さんについての詳しい情報です。 西洋医学の常識では治らないとされる末期ガンの患者さんでも、なぜか奇跡的に治ってしまうケースがある。そうした症例がなぜ起きるのか。治る人と治らない人の何が違うのか? そこには...

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[24] あわいの力──「心の時代」の次を生きる/安田 登(ミシマ社)

  みなさんは「あわい」という言葉をご存じでしょうか?  偉そうなことを言ってますが、じつをいいますと、私は古典芸能についてそれほど詳しくはありません。著者である安田氏は、30年以上にわたってワキ方として活躍している能楽師です。私はこの本を読むまでは、能の世界で、「あわい」という言葉が重要な概念であ...

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[25] 里山資本主義──日本経済は「安心の原理」で動く/藻谷 浩介(角川書店)

「里山」というと、すぐに思い浮かぶのは、大自然に囲まれていて、きれいな空気と水、それに新鮮な野菜や果物に恵まれているというイメージです。 しかしその一方で、里山では年々若者が離れていき、過疎化・高齢化が進んでいるという現実もあります。私は都会で生まれ育ったので、気分転換に里山へ旅をしたいとは思いま...

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[26]しらずしらず──あなたの9割を支配する無意識を科学する/ムロディナウ(ダ...

 本書は、90年代に登場した新技術 「f MRI」(機能的核磁気共鳴画像法)を使って新たに発見された、「無意識の知られざる影響力」について書かれた一般読者向けの本です。「f MRI」とは、活動している脳全体を、高解像度で細かくマッピングした三次元画像を映し出す画期的な装置です。この装置のすごいところ...

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[27] すべては宇宙の采配──「奇跡のりんご」誕生秘話/木村 秋則(東邦出版)

 世の中には、不思議な話があるものです。 とはいっても、私は、不可能といわれた無農薬・無肥料のりんご栽培に成功したことが、不思議だといっているわけではありません。 おそらく、著者の木村氏のように、常識では考えられない夢の実現に一生を捧げた人は他にもいると思います。そして、苦難の連続の中で、夢半ばで力...

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[28] 奇跡の脳──脳科学者の脳が壊れたとき/ジル・ボルト・テイラー(新潮文庫...

 この本は、ある朝、脳卒中に襲われ、左脳の機能を失った神経解剖学者が、完全に立ち直るまでの貴重な闘病記録です。8年にも及ぶリハビリを経て復活を遂げた彼女は、脳科学者として何を体験し何を発見したのか。 脳科学者自身が、自らの体験をもとに「内側」の視点から詳細に描いている本は数少ないので、つい引き込まれ...

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[29] 祈る心は、治る力──祈りは良き薬である/ラリー・ドッシー(日本教文社)

 本書は、最新の医学研究をもとに実証した「祈りがもたらす治癒効果」について書かれた興味深い本です。よく知られているように、著書のラリー・ドッシーは、「心と自然治癒」の研究における第一人者です。 日本では考えられないことですが、80年代からアメリカでは、実際に数多くの医療機関で「祈り」の科学的研究が盛...

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[30] 脳の神話が崩れるとき──科学が導く「心」の正体/M・ボーリガード(角川...

 本書は、超常現象や神秘体験の真偽について、信用できる科学的根拠を探している人におすすめの本です。著者のマリオ・ボーリガード は、モントリオール大学の准教授であり「神経科学と意識の研究」において世界トップレベルの科学者です。その彼が、数多くの大学や研究所などで行なわれた科学的研究をもとに、従来の神経...

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[31] なぜ、これを「信じる」とうまくいくのか/マシュー・ハトソン(ダイヤモン...

 著者のハトソンは認知神経学者であり、どちらかというと神秘現象や超常現象に対して懐疑的な人です。いわば現実主義者であり、プラグマティスト(実用主義者)といってもいいでしょう。 その彼が、多くの心理学研究から、どうやら「信じる」という行為には「不思議な力」があり、実際に効果をもたらしていると述べていま...

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[32] 超常現象 科学者たちの挑戦──人間の不思議な未知のパワー/NHK取材班...

 日本では昔から「虫の知らせ」「夢枕に立つ」「以心伝心」という言葉があるように、多くの人たちは、予知、テレパシーなどを身近な現象として捉えていたと思います。 しかし、1974年のユリ・ゲラー来日をきっかけ起きた超能力ブームで「巧妙な手品である」という報道がなされ、人々はそうした現象を疑いの目で見るよ...

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[33] 皮膚という「脳」──心をあやつる神秘の機能/山口 創(東京書籍)

 最近は日本でも、医療現場やヒーリングで、タッチセラピー(手を当てる)やタクティールマッサージ(軽くさする)、アニマル・セラピー(動物と触れあう)など、スキンシップによるセラピーを取り入れている所が増えてきています。 なぜ人間は、なでられたり、さすられたりすると、気持ちいいばかりでなく「不安が軽減す...

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[34] 魚は痛みを感じるか?/ヴィクトリア・ブレイスウェイト(紀伊國屋書店)

 私はベジタリアンではないので、よく牛肉や豚肉、魚肉などを食べます。もちろん、牛や豚が痛みを感じる動物であることは知っています。だから、牛や豚が屠畜(屠殺)される時、目の前で苦しみもがいている様子を見たら、ショックを受けるに違いありません。 でも実際に屠畜されるのを見たことがないので、食べる時にその...

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[35] 食品の裏側──みんな大好きな食品添加物/阿部 司(東洋経済)

 私は、どちらかというとアバウトな性格なので、あまり細かいことは気にしないほうです。しかし最近は、スーパーやコンビニで、いちいち食品の「裏」の表示を細かくチェックしているので、横で見ている友人から「気にしすぎじゃない?」とよく言われます。 じつは、私が「裏」の表示を気にするようになった理由は、この本...

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[36] 「臨死体験」が教えてくれた宇宙の仕組み/木内鶴彦(晋遊舎)

 よく調べてみると、意外に多くの人たちが「臨死体験」をしていることがわかります。ところが、それらの体験談を読み比べてみると、どうも臨死体験には、大きく分けて2つの段階があるようです。 つまり心臓が止まる前、あるいは心肺停止後それほど時間が経っていないうちに蘇生した場合と、もう1つは心肺停止状態が長く...

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[37] かもめのジョナサン完成版/リチャード バック(新潮社)

 私が初めてこの本に出会ったのは20代半ばの頃で、今から40年余り前のことです。当時、インドから帰ってきたばかりのヒッピー?の友人から薦められたのがきっかけでした。 あれから40年も経っているので、細部については忘れかけていましたが、読んでいるうちにその時の感覚が少しずつ蘇ってきました。ただ、今は当...

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[38] 「ビジネスゲーム」から自由になる法/R・シャインフェルド(VOICE)

 この本は内容があまりにも荒唐無稽に見えるので、なかには「ばかげている。とうてい受け入れることはできない」と感じる人がいるかもしれません。 ビジネス書だと思って読み進めていくと「現実は幻想である。すべて、あなたの意識が創ったものです」と書かれているので、「この話は、ビジネスとどんな関係があるんだろう...

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[39] 思考のすごい力/ブルース・リプトン(PHP研究所)

 去年の5月、女優アンジェリーナ・ジョリーが「将来の乳がん予防のために、乳房切除手術を受けた」というニュースが流れました。あの時私は、彼女の決断はやむを得なかったのではないかと思っていました。 というのも、彼女は遺伝子検査で乳ガン遺伝子のBRCA1とBRCA2が発見された時、医者から「乳がんになる確...

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[40] 脳科学は人格を変えられるか?/エレーヌ・フォックス(文藝春秋)

「なぜ、幸せになれる人となれない人がいるのか? その差は何が原因になっているのか?」── この本は、そうした疑問に答えるために、著者が最新の心理学と脳科学の研究をもとに解き明かした科学的「根拠」が紹介されています。 エレーヌ・フォックス(オックスフォード大学教授)は、研究を重ねるうちに次のような結論...

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[41] がんが消えた──ある自然治癒の記録/寺山心一翁(日本教文社)

 一般的に体験談の本は、著者の実際の体験以上に大げさに誇張されてしまう傾向があります。ちょうどテレビ番組の生放送と編集された収録番組の違いのようなものです。 私は過度に編集加工された本やテレビ番組は、あまり信用しておりません。著者の体験内容を部分拡大して、ドラマチックに仕立てあげてしまうからです(も...

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[42] 体の知性を取り戻す/尹 雄大(講談社現代新書)

 最近はインターネットで情報を集めることが多くなったので、実際に現場に足を運んで取材することは少なくなりました。本来なら情報元に出かけていって直接自分の目で見て、全身で感じることが取材の原点なのですが、ついつい億劫になってパソコンで検索した情報で何とか間に合わせています。 そんな私を咎めるかのように...

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[43] 宇宙のパワーと自由にアクセスする方法/ディーパック・チョプラ(フォレス...

「生まれてはじめてのスピリチュアルな体験は、17歳のときのLSD(幻覚剤)でした」 これは、著者のディーパック・チョプラが2009年の講演会で語った言葉です。 彼がインドから渡米した1970年頃のアメリカは、西海岸を中心にヒッピームーブメントの興隆期でした。今と違って、当時はヒッピーカルチャーの影...

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[44] 腰痛は怒りである──痛みと心の不思議な関係/長谷川淳史(春秋社)

「95%の腰痛は心身症である。痛みの原因は身体の異常ではなく心にある」 と言われたら、あなたは信じますか?  これは、ジョン・サーノ博士(ニューヨーク大学医学部教授)が長い臨床試験の中から導かれたTMS(緊張性筋炎症候群)理論と呼ばれるものです。 本書の著者である長谷川氏は、TMSについて次のように...

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[45] 野生の体を取り戻せ!/ジョン J・レイティ、リチャード・マニング(NH...

「長生きしても、寝たきりの老後生活は送りたくない」 誰もが口をそろえて、そう言います。 たしかに日本人の平均寿命(男79.64歳、女86.39歳)は年々延びてきています。それに比べ、健康寿命は平均寿命より男性は約9年、女性は約12年短かいのです。この期間は、自立して生活できない年数になります。男性は...

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[46] がんが自然に治る生き方/ケリー・ターナー(プレジデント社)

 若い頃は、それほど気にはならなかったのですが、最近、親戚や友人ががんになったという話を聞くと「他人事ではない」と思うようになりました。「日本人の2人に1人ががんになっている」というデータを見ると、なおさらのことです。 しかし、がんは高齢者の病気というイメージを持つ人が多いようですが、じつは40代、...

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[47] 打てば響く/竹村文近、大友良英(NHK出版)──音の力、鍼の力

「私は、患者さんに触って鍼(はり)をひと刺ししたら、その人の身体のリズムだけではなく、生活環境や性格、生き方まで見えてきます」 これは、本書の中で竹村氏(鍼灸師)が語っている言葉です。 なぜ、彼には患者さんの「生き方」までが見えるのでしょうか。竹村氏は、診察の際に患者さんのどこを見ているのでしょうか...

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[48] 病は心で治す──健康と心をめぐる驚くべき真実/リサ・ランキン(河出書房...

 私は、以前から生活習慣と病気の関係について、どうしても腑に落ちないことがありました。 なぜ、タバコを吸い、酒を飲み、めったに運動もせず、肉が好きで、とくに食事に気をつけているいわけでもないのに、病気もせずに元気で長生きしている人がいるのか。 その一方で、有機野菜を食べ、肉や加工食品を避け、毎日運動...

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[49] フューチャー・オブ・マインド──心の未来を科学する/ミチオ・カク(NH...

 今月からTVドラマ『アルジャーノンに花束を』が放映されていますが、ミチオ・カク(ニューヨーク市立大学物理学教授)は、この原作の小説(ダニエル・キイス/著 1959年)について、次のように述べています。「当時、この小説は高い評価を得たが、内容は純然たるSFと片づけられた。筋立ては胸を打ち独創的(感動...

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[50] 目の見えない人は世界をどう見ているのか/伊藤亜紗(光文社新書)

 私は、この本を読むまでは、目の見えない人について少し誤解をしておりました。おそらく、身近に視覚障害の人がいなかったからかも知れません。 私が目の見えない人と同じ体験をするには、単に目をつぶったり、アイマスクをつけて視覚を遮ればいいと思ってたからです。ところが、著者は「見えないことと、目をつぶること...

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[51] 仏教思想のゼロポイント──「悟り」とは何か/魚川祐司(新潮社)

「ここで瞑想をしても、人格はよくなりませんよ」 これは、著者がミャンマーの瞑想センターに訪れた時に、そこに長期滞在していた日本人僧侶から言われた言葉だそうです。 ミャンマーといえばテーラワーダ仏教(上座仏教)として知られており、釈迦の直接の言葉を記録したといわれる最古の経典をもとに、その教えを忠実に...

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[52] 世界の中にありながら世界に属さない/吉福伸逸(サンガ)

 世の中には、マスメディアに登場するような著名人ではないが、並外れた洞察力と存在感を持っている人がいるものです。そうした人物は社会に適応することを旨としていないことが多く、必ずしもメジャーになるとは限りません。私は長い間、出版に関わる仕事をしてきましたが、今までに、そうした人物を何人も見てきました。...

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[53] ONE──「1つになる」ということ/加藤秀視(徳間書店)

 私は、もともと人間関係が苦手なタイプだったので、若い頃は「人間関係を良くする話し方」や「コミュニケーション術」みたいな本を片っ端から読みあさっていました。しかし、40歳を過ぎる頃からは、こうしたハウツー書には、まったく興味がなくなってしまいました。なぜでしょうか。 この本には、私がハウツー書を読ま...

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[54] 食べない人たち──「不食」が人を健康にする/秋山佳胤、森美智代、山田鷹...

 もし、あなたが誰かから「人は食べなくても生きることができるんだよ」と言われたら、どう思いますか? たぶん「ばかなことを言うなよ。食べなかったら、餓死しちゃうだろ」と思う人がほとんどでしょう。共著者の一人、山田氏も当初、食べない実験を開始した時は「実をいうと、なぜこんな無謀なことを始めたのか、自分で...

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[55] 体をみれば心がわかる──ボディートークの世界/増田明(創元社)

 一般的に、私たちは自分の内面(心の世界)は、他人からは見えないと思っています。心の動きは、自分ではわかっているのに他人にはわからない、そう考えているようです。 しかし、著者によれば、自分しかわからないと思っている心の動きは、すべて体に正直に表われると述べています。「心で思うことや頭で考えること、体...

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[56] 植物は〈知性〉をもっている/S・マンクーゾ、A・ヴィオラ(NHK出版)

「植物は知性をもっている」と言ったら、ほとんどの人が驚くでことでしょう。動物のように脳がないのに、どうして知性をもっていると言えるのか。誰もが、そう考えるはずです。 一般的に、私たちが植物に対して抱いているイメージは「動かない」「感覚をもたない」ということだと思います。だから、あらゆる能力が動物より...

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[57] 無意識の整え方/前野隆司(ワニ・プラス)

 私たちは普段、無意識でやっていることに気づいていないことが多いようです。 呼吸、声の出し方、しぐさ、態度など、自分ではまったく自覚せずに「気づかないうちに」行なっていることがほとんどです。意識できている部分は、ほんの一部分に過ぎず、97%以上が無意識とも言われています。 この本では、どうすればそう...

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[58] 悲しみの秘義──悲しみを通じてしか見えてこないものがある/若松英輔(ナ...

「人が語ろうとするのは、伝えたい何かがあるからであるよりも、言葉では伝えきれないことが、胸にあるのを感じているからだろう。言葉にならないことで全身が満たされたとき人は、言葉との関係をもっとも深めるのではないだろうか」(はじめに) 著者は、この本に収められた25編のエッセイが「そうした心持ちのなかで宿...

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[59]ゴースト・ボーイ──10年の植物状態から目覚めた少年/M・ピストリウス(...

 たしか3年位前ですが、海外ニュースで「ゴースト・ボーイ──10年の植物状態から目覚めた少年」という見出しで、その少年の写真が出ていました。私はその写真が記憶に焼きついていたので、先日、書店でこのドキュメンタリー(翻訳本)を見つけた時は、思わず手に取ってすぐに購入しました。 著者であるマーティンは、...

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[60] 第七感──運命を変える不思議な力/さだじぃ(晋遊舎)

 世の中には、メカニズムは解明されていないが、何か不思議な力によって、病気が治癒したり運気が上ったという話は数多くあります。じつは、若い頃にはそうした力に強い関心を持っていたのですが、最近は以前ほど興味が持てなくなっておりました。 私は20代から30代にかけて、精神世界の雑誌(『The Medita...

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[61] 無病法/ルイジ・コルナロ──102歳を生きた偉大なルネサンス人の食生活...

 日本では、あまり知られていませんが、著者のコルナロは16世紀のヨーロッパでは、レオナルド・ダヴィンチやミケランジェロよりも有名な人物として、よく知られていました。 彼は、当時としては異例の長寿(102歳)を全うしたばかりでなく、亡くなる直前まで体力・知力ともにきわめて快調で、病気とは無縁の生涯を送...

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[62] インターネットの次に来るもの/ケヴィン・ケリー(NHK出版)

 著者のケヴィン・ケリーは、若い頃、ヒッピー生活をしていたことがあり、コンピュータやハイテクに強い不信感を抱いていたという。その彼が、いまやシリコンバレーの技術者たちから「デジタルカルチャーの予言者」と呼ばれ尊敬されているのですから皮肉なものです。 いったんはテクノロジーを拒否したケリーだったが、そ...

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[63] あなたの体は9割が細菌──微生物の生態系が崩れはじめた/アランナ・コイ...

「過食と運動不足だけで肥満になるわけではない」──著者は本書の中で、肥満の根本原因について、次のように述べています。「たしかに、食べた量が多くて運動量が少ないと、余ったエネルギーが蓄えられて体重が増えるのは当然のことのように思える。しかし、そんな単純なものではないことを、私たちは今やっと理解しはじめ...

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[64] ただ生きていく、それだけで素晴らしい/五木寛之 (PHP研究所)

「人は、誰しも悩みや苦しみを抱えて、人生を歩んでいます」(まえがき)──生きるということは、いつも喜びと幸せにあふれているとは限りません。トラブルや不幸に見舞われ、どん底に突き落とされることもあります。本書は、そうした人生の局面で、生きづらさを感じる人や、未来への不安を感じている人々に向けて語られた...

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[65]胎児の世界──人類の生命記憶/三木成夫(中公新書)

「人工知能は心を生み出すのか?」── 最近はAI(人工知能)への関心が高まり、数多くの人工知能関連の本が書店に並んでいます。なかには「心を持った人工知能」「ロボットも心は持てる」など、心と人工知能について書かれたものも多くあります。 こうした本の中には「脳のメカニズムを解明していけば、いずれ心の仕組...

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[66] 細胞から若返るテロメア・エフェクト/エリザベス・ブラックバーン(NHK...

「なぜ、年をとるスピードは人によって違うのだろう?」── たしかに私の友人の中にも、実年齢よりもずっと若く見える人もいれば、逆に老いて見える人もいます。もちろんメイクやファッションなど表面的な「演出」で若く見られるという意味ではありません。もっと奥にある細胞レベルから見た年齢のことです。 また、高齢...

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[67] 遺伝子は、変えられる/シャロン・モアレム(ダイヤモンド社)

 あなたは、こんな疑問を持ったことがないだろうか?「友人から体にいいと勧められたサプリや食事法を続けているが、とくに調子がよくなったとは感じられない。友人にはよく効くのに、なぜ私には効果がないのか。 サプリや食事法だけではない。同じ薬を服用しているのに、よく効く人とさほど効かない人がいる。副作用につ...

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[68] 新版 動的平衡──生命はなぜそこに宿るのか/福岡伸一(小学館新書)

「行く河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず…」 ご存じのように、これは『方丈記』(鴨長明)冒頭の文です。著者の福岡氏は、私たちの体を形作っている細胞もこの河の流れと同じだと言っています。「生体を構成している分子は、すべて高速で分解され、食物として摂取した分子と置き換えられている。身体のあらゆ...

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[69] NATURE FIX──自然が最高の脳をつくる/フローレンス・ウィリア...

 誰でも森や海など自然豊かな環境に行くと、「気持ちがいい」「元気になった」という経験をしたことがあるでしょう。自然の中で過ごすと健康によいことは、誰もが体感していることだと思います。 しかし、なぜそうなのか? その科学的根拠については、つい最近までほとんどわかっていなかったのです。 本書は、米国の科...

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